先ほど、リサイタルご報告の投稿をしました。実はリサイタルご報告が遅れたのには理由がありました。

リサイタルの次の日の朝、二日酔いの中、急遽、何と!3日後の4月9日の魔笛のパパゲーノ役での代役を依頼されたのです!!
ほぼ全曲、しかもドイツ語で。おまけにセリフ付きで(^_^;)。セリフは幸いにも日本語でしたが、パパゲーノのセリフが結構な分量がある事はみなさんご存知の通りです。
パパゲーノ役は、僕は大好きな役なので日にちがない中でも何とかなるのではないかと二つ返事でお引き受けしたものの、ドイツ語で最後に演じたのは2005年で記憶はすっかり飛んでなくなってしまっていたことに気づいた時は、さすがに焦りました(二日酔いでのお電話には、応対は気をつけましょう(^_^;))。

 

そこから48時間、全ての用事を後回しにして暗譜にのみ時間を費やしました。つまづいてはやり直し、覚え直してはつまづく、その繰り返し。

最終本番前まで歌詞確認をして臨んだ甲斐あってか、本番は何とかボロが出ずに済んだ(と、思う(^_^;))。

これは偏に周りの共演者の皆様が、初共演の僕を暖かく迎えて下さったお陰だと思ってとても感謝しています。
また、2005年に僕がパパゲーノを演じた時の演出家である中村敬一先生が、今回の演奏会の総監督、演出、お話もされました。「大谷君、歌うまくなったねー」と乗せて下さるのもとても嬉しかったです。
お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
『オペラ物知り講座in彦根』初めてのご縁でしたが最高です(*^_^*)

 

写真は、パミーナ役の和泉万里子さん、語りと総合演出の中村敬一先生、夜の女王役の端山梨奈さん。

2017/04/12