無事両日終演致しました。
大変な中、ご来場下さいました皆様、ありがとうございました。両日ともに鳴り止まない暖かい拍手はとても嬉しいものでした。
そしてスタッフ、主催関係者の皆様、通常ではあり得ない多くのご苦労の中で、全力でキャストと公演を支えてくださり心から感謝申し上げます。
特に芸文センター関係者の皆様には、素敵な舞台を提供してもらい、心から感謝致します。

ここには書ききれないですが、様々な状況がある中で何とか公演が開催できて本当に良かったと思います。オペラは当然一人ではできず、多くの方の、しかも高度なプロフェッショナルな技術が集まり初めてできるものですが、その中でも特に今回は様々なセクションでスキル技術のほかに創意工夫や知恵を凝らして完成させられた舞台ではないかと思います。
特殊な環境でこそ見えたものがたくさんあり、その場でドン・ジョヴァンニを歌い演じられたことは人生の誇りに思います。

「すごく悪いやつでも、ただウザイって言うんではなくて、かっこよく、憎めない、楽しそう」
「ピュアなドン・ジョヴァンニに見えました」
これらの感想をいただけたことは、演出高岸未朝さんのご指導の下で意図して作り上げたドン・ジョヴァンニ像でしたので、最も嬉しいものでした。

今日からはゆっくり寝られそうです。
また次の舞台を目指して日々精進していこうと思っております。